油圧トルクレンチ世界シェア70%の産業用ボルト締結工具メーカー
INTERVIEW
ハイトーク新製品で効率化を実現
化学系事業会社様はハイトークワッシャーとバッテリータイプのトルクレンチを導入したことにより今までよりもボルティング作業にかかる時間が短縮されました。さらに反力アームが不要になった事でより安全にかつより高精度な締め付けが可能になりました。今回は施設保全グループのご担当者様にインタビューを行いました。
当工場では10年以上前からハイトーク製の工具を使用しています。工場の敷地内にはトルク管理が必要な装置が複数基あります。その中で一番大きい装置にあわせて購入した油圧トルクレンチXLCTを他の装置にも使用していました。長い間ハイトーク製品を使用しておりますが大きなトラブルもなく作業中に工具を落としても壊れることがほとんどなかったのでとても安心できました。
金属性の容器の中で水素添加反応(水素ガスを還元剤として化合物に対して水素原子を付加する還元反応のこと)を行う時に容器の中が高圧になるので容器内の水素ガスが外に漏れないようにトルク管理をする必要がありました。当時は各装置のボルトの適正トルク値がわからなかったのでとにかく水素ガスが漏れないようにきつくボルトを締めこんでいました。
XLCTではボルトの周りの環境によってボルトにXLCTが入らない箇所もありました。その場合はハンマーで叩いてボルトを締め込んでおりました。しかしハンマーを使用したボルト締結ではボルトを締めすぎてしまうためガスケットの損傷が目立っていました。また、トルク管理が必要な装置のうち一番大きな装置以外の装置は所有していた油圧トルクレンチXLCTのトルク出力範囲の下限よりもさらに下のトルク値が適正トルクということがわかりました。ですので装置に適合した油圧トルクレンチを検討しようということになりましてハイトークに相談をしました。
ハイトークの従業員の方が現場を見た上でボルトサイズとボルトの材質等から各装置の適正なトルク値を算出してくれました。また、バッテリータイプのトルクレンチを提案していただきました。その結果今までXLCTが入らずハンマーを使用してボルトを締めていた部分も銃タイプのトルクレンチで締め込みが可能になりました。また、適正なトルク値で締めることができるようになったのでボルトを締めすぎることがほぼなくなりました。
今年(2017年)に入ってハイトークワッシャーを導入したのですが反力アームを使用しなくて済むようになったので反力アームを隣のボルトに当てる作業の手間から開放されたり反力アームで周辺の設備を傷つけることがなくなりました。また、反力アームによる指などのはさみこみのリスクがなくなるという点も安心できました。
油圧トルクレンチを使用していた時はボルト締めに約30分前後かかっていましたがバッテリータイプのトルクレンチだと20分前後で終わるようになりました。また、緩め作業は油圧トルクレンチのときは面倒なのでハンマーで緩めていたのですがバッテリータイプのトルクレンチに変わってからは緩めもバッテリータイプのトルクレンチで行うようになりました。
ハイトークの工具は非常に頑丈なので何かの手違いで落としても壊れないのはとても良いと思います。唯一、希望をいうと工具自体の重さがもう少し軽ければいいかなと思います。
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