エアートルクレンチ製品一覧

インパクトレンチのリスク

ボルトやナットを強く締めすぎてしまうとボルトやナットに強いトルクが掛かるため、ストレスにより破損してしまう場合があります。反対にボルトを締め付ける力が弱すぎると十分な締め付けできず緩みの原因となりボルトがはずれてしまう事になります。ボルトがはずれると最悪の場合、人命に直結する事故につながりかねません。

さらに締め付ける力はボルトの材質やボルト径によって異なりますので状況に応じてトルク値を決める必要があります。つまりボルトは適切なトルク値で締結を行う必要があるのです。インパクトレンチは便利なボルト締結工具ではありますが残念ながらトルク管理を行う事はできません。そのためインパクトレンチのみでボルト締結作業を行うべきではありません。本締めはトルクレンチでトルク管理を行う必要があります。また作業者はインパクトレンチを使用する事で工具が生じる騒音や振動にさらされます。

ハイトークのエアートルクレンチ

当社のエアートルクレンチは作業者への負担を軽くしボルト締結作業の効率化を高めるボルト締結工具です。このエアートルクレンチは主に防爆エリアや電動工具が適応できないような過酷な使用環境、例えば鉱山での建設機械の整備や化学プラントの定修工事等でご利用いただいております。また当社のエアートルクレンチは耐久性のあるアルミニウム合金で作られているため、軽量ではありますが最大で10,000Nmまで出力可能です。また、シンプルな操作性で難しい操作などは一切ないのでどなたでも簡単にご利用いただく事が可能です。

また、インパクトレンチとは異なりますので無振動かつ低騒音でご利用いただけます。そのためインパクトレンチを使用しているために被る耳鳴り、聴力損失、ひじの痛み、手根管症候群等の副作用リスクが大幅に軽減されます。

この工具は、反力ジグが装着されるスプライン軸とソケットが装着されるスクエア軸とが別々に駆動することで幅広い反力受けをご利用いただく事が可能となります。当社の反力ワッシャーとの組み合わせで反力ジグを使用せずに作業することもできます。これにより、安全性、速度、精度が向上します。

また新製品であるDIJITAL-JGUNは最高レベルの携行性と利便性を実現するために、エアホースとエアートルクレンチの間に別個のフィルター、レギュレーター、および潤滑システム(FRLユニット)を不要にさせました。通常のエアートルクレンチではFRLユニットが必須です。ギアボックスとドライブシャフトは最高品質の素材で作られており、長寿命です。このエアートルクレンチは無償でご試用いただく事が可能ですのでご興味がございましたらお気軽にお問合せ下さい。

当社のエアートルクレンチは当社独自のスプライン歯により、幅広い反力ジグの選択が可能です。反力ジグ不要のボルト締結システムも選択肢のひとつであり反力に伴う指の挟み込みの防止や反力が取れないような狭い箇所にも適用できるようになりました。反力ジグ不要ボルト締結システムを採用することで安全性の飛躍的な向上に加えて作業スピードやトルク精度が向上します。その他、エアートルクレンチのメリットとして挙げられるのは動力源がエアーのため長時間使用したとしても熱を伴わず作業をおこなう事が可能です。